2014年7月31日木曜日

セレニティー 7月26日土曜日の風 3 (Videos)




ジャイブして逆潮となり、対地艇速は2.7~3.0ノット。



フル・キール艇のフリッカは充分な風さえあれば直進性の良いフル・キール艇の良さを発揮する。



ゾーンの南限近くになり風が約12ノットに落ちたので一気にリーフを解いてフル・メインにする。対地艇速3.3ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2014年7月30日水曜日

セレニティー 7月26日土曜日の風 2 (Videos)

12~13ノットの風となった昨日の2本目のビデオの直後、さらにビルドアップする気配がありメインスルをシングル・リーフ。



その1分後風が15ノットを超えたところで即ダブル・リーフしたのが上のビデオ。これでヒール角はフルメイン時の17度から半減して約8度。

フル・メイン時に少しシート出ししていたためダブル・リーフのメインがバタついている。この後シートを約2インチ引き込む。



この日は暑かったせいかすれ違うセイルボートも多かったが、ダブル・リーフのメインとワーキング・ジブで帆走していた36フィート・クラスの艇が突然ジブを降ろし始めた。この直後どういう訳か早々とメインも降ろして機走でマリーナにご帰還。もったいない。その後ろの艇はマリーナ入り口近くまでダブル・リーフのメインと100%ジブで帆走。

セレニティーの対地艇速は約4.5ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2014年7月29日火曜日

セレニティー 7月26日土曜日の風 (Videos)

1:50PM出航。この日のマリーナ出口は殆ど無風状態。



2:25pm、約0.5マイル北でも5~6ノットの北北西風しかない。



さらに約0.5マイル北方、通常の風の強いゾーンの入り口で12~13ノット。フル・メインとリーフを入れたジブで進む。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2014年7月28日月曜日

テキサスのキティウェイク メイジャーなリストア進行中 バウスプリット換装

積層で造られたファクトリー製品はおよそ3層に別れ、特に上部の層と真ん中の層の間が剥離しやすい。20~30年も経てば不思議なことではないが、その剥離部分から水が浸入して腐食の原因となる。このためキティウェイクでも新しいバウスプリットを作った。

艇に装着するばかりとなった新しいバウスプリット。









積層ではなくソリッドな1本の木。木の種類は不詳だが、白く塗装してあるのでダグラス・ファー(オレゴン・パイン)か何かの硬木と思われる。

両側のティーク製プラットフォームは元々のものを引き続き使用。

(写真はPSC製434艇中200番台後半の Kittiwake です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2014年7月27日日曜日

テキサスのキティウェイク メイジャーなリストア進行中 キャビン天井 4

[6月] に取り上げた時はまだ全部張り終わっていなかった天井のトリム。

その後コンプレション・アーチの際やフォアエンドにもトリムを張った。















これで終りということだろうか。






フォアからアフトを望む。

やはりコンプレッション・アーチ自体はこの塗装のまま残すらしい。





良く見ると上の写真では例えばフォア&アフト(前後方向)とアスワートシップ(左右方向)のトリムの合わさる箇所など粗っぽい部分がある。

側壁上辺にもトリムを張った様だが、仕上がり感は今一つ。

特にコンプレッション・アーチ周りが気になる。


今後の写真に期待したい。

(写真はPSC製434艇中200番台後半の Kittiwake です。)
フリッカ・データベース

2014年7月26日土曜日

シアトル、ベインブリッジ・アイランドのダナゴール インテリア

ダナゴール・シリーズの最後はインテリア。

ステレオ・スピーカーを装着した以外は極くスタンダードのVバース。









Vバースとギャリーの間には大型パラフィン・オイル・ランプ。

コンプレション・アーチにティークの基部を仕込んである本格的装着法。

ファクトリー仕様かも知れない。




結構大型で、しかも灯り部分に大きなリフレクターが付いているので、ランプの下周辺は充分明るいに違いない。

配電盤は左舷側の壁。

VHFのマイクが掛けてあるが...









VHF本体は天井に。

その下は [Furuno NAVnet ディスプレイ]







写真は無いが、この艇には [エアトロニック・エスパー] の様な Webasto ブランドのディーゼル・ヒーター、またアイスボックス中には12Vの冷蔵装置も仕込まれているという。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1985年製の Donegal です。)
フリッカ・ホームページ

2014年7月25日金曜日

セレニティー 7月19日土曜日の風 3 (Videos)




この日もジャイブ。往路は逆潮で対地艇速は2.7ノットだったが、復路は順潮で5.2~5.3ノットとなる。潮の力は偉大だ。



セイリングは風や潮の影響を直接感じられる素晴らしいスポーツだ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2014年7月24日木曜日

セレニティー 7月19日土曜日の風 2 (Videos)




西風13+ノットとなり、メインをシングル・リーフ。リーフを入れるチャンスがあれば素早く入れるのが信条。ヒール角約10度。



2~3分後ガストが18ノットを超えたのでメインをダブル・リーフ。



ヒール角10~12度。気持ちの良い晴天下のセイリング。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2014年7月23日水曜日

セレニティー デッキ・パイプの蓋

1週間前の週末、フォアデッキにあるブロンズ製デッキ・パイプ(チェインやライン等、アンカー・ロードが出入りするための孔)の蓋に付いているやはりブロンズ製のチェインが切れた。

チェインの一等先のリンク(輪)がこの写真一等上に見えるパイプ装着用ネジに挟んで留めてあった。





その一等先のリンクがネジに残ったまま、ちょっとした衝撃で切れてしまったのだ。もっと正確に言うと一等先のリンクのネジに噛まされていた部分はネジに残り、噛んでいなかった部分はチェインに残る形で、一等先のリンクが切れてしまったのだ。

このネジにフィットする最大限のネジ回しを使い緩くしようと試みたが、2~3mm回るだけでそれ以上緩んでくれない。緩んでくれればまたチェイン先端をネジに噛ませて(チェインはリンク1個分短くなるが)良しとしようと思っていた。しかしこれ以上ネジのヘッドの溝を傷めるとやっかいになるのでネジはそのまま締め込んで放って置く事にしたのがこの写真。

幸いバウスプリットの根元に小さなアイが仕込んであるので、取敢えずそこにラニヤード(細紐)を使ってチェインを繋いでおいた。


これで蓋が落水することはない。

***

7月19日、出航前に近くのウエストマリーンに寄り、最小サイズのライフライン1フット(30cm)とSS製クランプ2個を購入。


全部で約10ドル。

ラニヤードをライフライン(ワイヤー・ロープにビニール製カバーの付いた物)に交換。






ライフラインを蓋に直接繋ごうかとも考えたが、蓋の近くはチェインがあった方が小回りが利くのでチェインに繋いだ。




Uクランプの突き出たネジ部分を金切り鋸で短くカットすればもっと見栄えも良くなるが機能的にはこれで充分。しかも錨泊時チェイン出し入れの邪魔にならない所に蓋を置ける様になった。怪我の功名だ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2014年7月22日火曜日

セレニティー 7月19日土曜日の風 (Videos)

7月19日土曜日1:23PM出航。地形の関係でいつも風の強いマリーナ入り口で19ノット。これが同じく地形の関係で風の強い北のゾーン(我等の帆走海域)での風の目安となる。



良し、この日はフルのメインスルだけで帆走しようとメインのみ揚げたが、風は約5ノットに落ちた。もっと北へ行けばまた吹いているだろうが、逆潮ということもあり対地艇速は約1ノット。2~3分でじれったくなり、既にリーフを入れてあるジブも揚げた。



風7~8ノット。この程度ののんびりセイリングも悪くない。艇速約2ノット。



風11~12ノット、艇速2.7ノット。セイリングはA地点からB地点までのスピードではなくそのプロセスを楽しむこともできる。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2014年7月21日月曜日

シアトル、ベインブリッジ・アイランドのダナゴール コックピット周り

スターン・プルピット・レイルにはプロパン・タンクが2個装着されている様だ。

両タンクとも各カバーと共生地のカバーを付けてあるが、ウィングが伸びてコックピット・シールド状になっている点が興しろい。


コンパニオンウェイ右横、バルクヘッドにはソーラー・ヴェントが付けられている。一昨日見た様にこの艇のフォアワード・ハッチはティーク製なのでハッチに付ける事が躊躇われたのだろうか。

上の写真では白いカバーが付いていて分かり辛いがソーラー・ヴェントの下にあるのは Plastimo Contest コンパス。




ブローカーの書いたドキュメントにはGarmin GPSチャート・プロッター/フィッシ・ファインダーも、Furuno 1621 LCD レイダー・ディスプレイも、コックピットから見られるスウィング・マウントに装着とあるが、このFuruno NAVnet で全てディスプレイできるのだろう。

左上の白いものはVHF。












上の写真にも見える左舷側バルクヘッドの機器。

Signet MK267 ノット・メーター(上)とMK172 デプス・サウンダーらしい。


GPSチャート・プロッター/フィッシ・ファインダーがあるのでいずれも不要と言えば不要だが冗長性を尊重しているのだろう。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1985年製の Donegal です。)
フリッカのリグ

2014年7月20日日曜日

シアトル、ベインブリッジ・アイランドのダナゴール ドジャー

セイル・カバーもスライディング・ハッチ・カバーも2001年に新調したというからこのドジャーも同年の製作かも知れない。

前面のレイク(傾斜)が適度になだらかでドジャーも低く見える。

両側トップには頑丈なグラッブ・バーが付いていて安心。



ドジャーは両脇がほぼキャビントップ上に収まっており、アフト下側のカットもユニークで、サイドデッキへの出入りやコックピットからのサイド前方確認もしやすい。メインシートがブーム・エンド型のフリッカでは全体的にベストなドジャーと言っても良い程、良く考えられたデザインだ。

グラッブ・バーはキャビントップのティーク製手摺りとインラインに配置されている。






尚、本日の各写真には一昨日触れたセイフティー・テザー用のUボルト(アイ)が見える。テザーはアイに走らせた青いウェビングに掛ける。

メインスル・カバーは2ピース式の様だが詳細は不明。メインスルにはレイジージャックが付いているそうだ。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1985年製の Donegal です。)
フリッカのスペック

2014年7月19日土曜日

シアトル、ベインブリッジ・アイランドのダナゴール フォアデッキ

Profurl 製ファーラーに付けた130%ジェノア。共に2002年に新品装着。

画面右下にはローラー上に納まったブルース・アンカーが見える。








何とウィンドラスは2個ある。右舷側ウィンドラスは電動。左舷側もそうかも知れない。

右舷側ウィンドラスは巻き取り軸がデッキに対して水平なので水平型、左舷側は軸がデッキに対して垂直なので垂直型と呼ばれる。



バウスプリットは明らかにファクトリー製ではなく後で換装したものだが、3本のスルーボルトの中、アフトの2本を使って右舷側ウィンドラス設置用のSS製プレイトも留めてある。尚、左舷側の様な垂直型ウィンドラスの場合、[チェイン・ストッパー] を使ってウィンドラスを保護(ウィンドラスにアンカー・チェインのロードが直接掛からない様に)しないとウィンドラスが損傷したり巻き取りがうまく行かないことがある。

オプションだったティーク製フォアワード・ハッチ。










(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1985年製のDonegal です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2014年7月18日金曜日

シアトル、ベインブリッジ・アイランドのダナゴール ポートサイド

ベインブリッジ・アイランドのダナゴールの続き。

フォアデッキ右舷側にはオーバー・サイズのアンカー・チェイン用ウィンドラスが見える。






アンカーは7kgのブルース・アンカーだそうだ。

スターンにはポール・マウントのフルノ製レイダー(16マイル・レインジ)。

レイダー・ドームの下にはレイダー・リフレクターが付けてあるが、リフレクターだけでもマストの高い位置に付けたらと思うがどうだろう。

セイル・カバー類は2001年に新作したもの。






2段のライフラインにはセイフティー・ネットを張り巡らしている。また今日の写真では見えないが、キャビントップやコックピットにはセイフティー・テザーを掛けるUボルト(アイ)を装着してあると言う。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1985年製の Donegal です。)
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2014年7月17日木曜日

セレニティー 7月12日土曜日の風 3 (Videos)

19ノットの風の中、コントロールしたジャイブでゆっくり転針し南行開始。



若干逆潮のエッブ・タイド(出潮)で艇速は4.2~4.3ノットに落ちる。



フリッカは風に応じてセイルを適切に加減、トリムすれば手放し直進する。自走性能に優れている点はフル・キール艇の特長のひとつだ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2014年7月16日水曜日

セレニティー 7月12日土曜日の風 2 (Videos)

この日はスモール・クラフト・アドヴァイザリーが出ており、西風19ノットの予報が出ていた。



17ノットを超えたところでメインをダブル・リーフ。(尚、ジブは以前書いた様に今シーズン中シングル・リーフを入れたままで揚げ下げ。)



ヒール角を12~14度以下に抑えた快適な自走を続ける。対地艇速4.7~5.1ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2014年7月15日火曜日

セレニティー 7月12日土曜日の風 (Videos)

7月12日土曜日1:03PMに出航。



9~10ノットの西風。この日は舵に手を置くことなく艇が自走する様にセイルをトリムすることをテーマにする。フル・メインにシングル・リーフのジブで帆走開始。マリーナ出口で17~18ノットあったので少し北でも同等の風が吹いていると思う。



風は直ぐに13~15ノットにビルド・アップした。メインを少しシート出ししてそのまま走る。ヒール約角12度。一人がルーワードに座っても14度位。



さらにビルド・アップして多少ウェザー・ヘルムが強くなったのでメインをシングル・リーフ。自走を続ける。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2014年7月14日月曜日

シアトル、ベインブリッジ・アイランドのダナゴール

[ベインブリッジ・アイランド] は明治時代以降日本からの移民の多かった所で、今でも毎年コミュニティーで正月用の餅つきを行っており、その様子は良くシアトルの新聞シアトル・タイムズに紹介される。

Donegal と書いてダナゴールと発音するらしい。アイルランド北部の町の名前。






艇のテーマ色は渋いブルーで、同色の低いドジャーが眼を引く。








[デイジーのドジャー] と同等の高さの様だが、前後に長く、前面がハッチ・カバーと相俟ってより傾斜している様に見えるため、一層低く感じるのだろうか。

サイドデッキへの出入り時の安全性も良く考慮され、機能的で美しいデザインだ。






コンパニオンウェイの一等上の差し板は(オリジナルは何処かに保管してあるのだろうが)プレキシグラス製に差し替えてある。

スターン・プルピット・レイル下の部分は共生地で作成したシールドを掛けてあるが、スターン両側にプロパン・タンク各1本がありそれらも同シールドでカバーするようになっている様だ。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1985年製の Donegal です。)
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2014年7月13日日曜日

セレニティー ジブ・ヘッド部のカバー再訪

ジブ・ヘッド部のカバーは [セイル・カバーの上に被せていた] が、ベター・ハーフの提案により7月からセイルカバーの下に被せる様にした。

[セイルのリーチ部の生地の解れ] が、セイルとセイルカバーの摩擦によるものと思われるからだ。セイル・カバーを被せた後、ハルヤードをグイと引いてヤードがバタつかない様にする。その際の摩擦で解れたことが考えられる。

このヘッド・カバーでセイルを直接カバーすることにより紫外線だけでなく、セイル・カバーとの摩擦による磨耗からもセイルを保護できる。


ベター・ハーフよ、いつもありがとう。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2014年7月12日土曜日

セレニティー スタッフィング・ボックスのナット締め等

7月5日は [この様な] 感じでスタッフィング・ボックス(パッキング・グランド=グラン・パッキン)のナット締めを行った。

作業完了。

前回はエンジン稼動時間36.5時間(13ヶ月)を経ての作業だったが、今回は29時間(9ヶ月)での作業。目安は1週間でビルジに溜まる水の量で、それが2~3クォーツ(2~3ℓ)になったら実施するようにしている。今回ビルジから雑巾で吸出した水の量は3.5クォーツ。





しかし、今回と前回、ロッキング・ナットがもうこれ以上緩められない状態になっている。(ネジは残っているのだが、そのネジの上をそれ以上スターン側へ動いてくれない。)そこでパッキンの入っているナットの方を一旦緩めて水の浸入量を増やしてまた固く締め直す、という事をやっているのだが、今度のオフ・シーズンの上架時にはパッキン(もしくはスタッフィング・ボックス全体)の入れ替えを予定している。

***

スタッフィング・ボックスのナット締めをするためにコックピット・ソール(床)のハッチを開けたので、ハッチを閉める際にボルトの通る四隅の孔を点検。

各孔は一等上の薄いファイバーグラス層に小さい孔、その下のマリン合板部はより径の大きい穴になっている。




その大きい穴部分の壁(厚み)は合板の断面なので防水処理が必要。







エポキシ塗布で完全防水するのが理想だが、セレニティーではシーラントを塗布してある。






今回各穴ともシーラントが剥がれ、合板が剥き出しになっていた部分があったので新しいシーラントを塗布した。今度のオフ・シーズンには一度シーラントを剥がし、[ウッド・ハードナーとフィラーを使った方法] で処理する予定。

木部から水が浸入すると以前見た [360番艇(トトロ)のハッチ] の様なダメージを受けてしまうので要注意。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2014年7月11日金曜日

セレ二ティー 7月5日土曜日の風 (Video)

この日は異様に地中海的気候(風が無く暑い)。どういう訳か今年のSF湾の夏はこの様に風の弱い日がある。カリフォルニアはここ数年降雨期である冬に雨が少なく困っているのでこの変わった夏がオフ・シーズンの多雨の前兆だと良いのだが。



ジブはリーフしたまま畳んであるのでそのまま揚げる。(クルーを留めていたセイル・タイを外してしまっているが、ちゃんと留める必要有り。)

風はビルドアップせず、ずっと3.8~4.5ノットのままだった。この日はメンテ事項があるので早々にマリーナに帰る。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2014年7月10日木曜日

セレニティー 7月5日今年初めてのパンプアウト

6月最終週末の錨泊時にヘッドを使用したので7月5日土曜日セイリングの前にマリーナのパンプアウト・ステイションでホールディング・タンクを空にし、続いてヘッドを水道水で洗浄してそれもパンプアウト。

お馴染み、マリーナのパンプアウト・ステイション。[昨年12月] 以来。

パンプアウト・清掃が終り、出航準備完了。


清掃後のヘッド。ヴァキュームしながらバケツ一杯の水で管の中もタンクの中も清掃。

ちなみにヘッド使用時水洗用に流す水は海水取水口からの海水を使用せず、清水(水道水)を使用すると管やヘッド内などに残った海水による臭気が発生せず快適。セレニティーでは錨泊に行く時は水道水で一杯にした1ガロン入りミルク缶3個を用意して出航する。


(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2014年7月9日水曜日

フリッカ・フレンズ ニューズレター 2014年夏号 (Vol.16 #5、通算60号)


フリッカ・フレンズ・ニューズレターの[6月号=夏号] が出た。

これで通算60号。自作艇レッド・ラスカル(全12回)の連載も6回目を迎えた。その他同号には左の写真のケイジョン・ビューティーの新オーナーによる写真等収録。

ケイジョン・ビューティーはノース・カロライナにあったが、メキシコ湾岸の州の新オーナーが購入後改名。艇の手入れは無論、セイルもニューにしてセイリングを楽しんでいるそうだ。それにしてもユニークなドック。自宅裏にでも留めているのだろうか。

尚、ニューズレター59号も同時に出たが、59号は58号までの表紙に取り上げられたフリッカのリスト、及び各号記事のリストなど、いわば目録。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Cajun Beauty です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2014年7月8日火曜日

セレニティー 錨泊後の後片付け

6月30日(月曜日)、クリッパー・コウヴからマリーナに帰着後、グラウンド・タックル(アンカー及びアンカー・チェイン等)を例によって水道水で洗浄し、日光で乾かしているところ。

右は2つに分解したプライマリー・アンカーのハイドロバブル。

左はスターン・アンカーとして使ったボックス・アンカー型の小型アンカー。











バウのプライマリー・アンカー用に使ったブライドル。赤いラインはスターン・アンカー用スプリング・ライン。














50フィート出しで使用したバウ・アンカーのチェインは80フィート以上引き出してフォアデッキで洗浄・乾燥。




(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2014年7月7日月曜日

デイジー インテリア STBサイド

この艇は何回も長期クルージングに出た艇だが、中はきちんと片付いている。

オープン・レイアウト型のセッティーは長いので大人でもゆっくり横になれる。







右舷側クォーターの収納も箱を利用してうまく整理してある。ホールディング・タンクが無い分、スペースは広い。




配電盤や機器類。













トレイラー付きで3万ドル以下だが、次のオーナーはどういう使い方をするだろう。

(写真はPSC製434艇中101番目 Daisy です。)
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2014年7月6日日曜日

デイジー インテリア

1979年製にはコンプレッション・アーチ下のポスト(柱)が未だ無い。

ヘッドはVバースにあるオープン・レイアウト型で、Vバース部分をカーテンで仕切れる様になっている。




テーブルを立てたところ。











大小のポートライト間、ペイパー・タオル上の壁にあるのは円形ポートライト型の鏡。






ギャリーはフォアからアイスボックス、シンク、オライゴ製の非圧式2口アルコール・コンロとスタンダードだが、カボードは無くオープンの棚。

Vバースのバルクヘッドにある青いボックスは陸電用コンセント・ボックスの裏側と思われる。






クォーター・バースに横になっているのはディンギー用船外機。

(写真はPSC製434艇中101番目 Daisy です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2014年7月5日土曜日

セレニティー 6月30日(月曜日) クリッパー・コウヴからマリーナへ


出航15分前の10:15AM。

餌を啄ばんでいた浜辺の鳥たちはいなくなった。





いつでも出航できる潮位。ラダーも自由に動く。
















予定時刻に出航。

月曜なので旧橋の撤去作業中。








現場から遠く離れた場所で橋をくぐった。










行く手、右前方に見えるのはベイ・ブリッジの西側スパン(クリッパー・コウヴのあるヤーバ・ブエナ島の西側に伸びた橋)。



ベイ・ブリッジ西側スパンとその奥のサンフランシスコ市街。








橋を右に見ながら行き過ごすべく、南に向かっているところ。








ベイ・ブリッジ西側スパンの下、遠くに見えるゴールデン・ゲイト・ブリッジ。







この辺りでは未だ風がなく、機走中。



クリッパー・コウヴからマリーナまでは約8.5マイル。残り約5.5マイルのところで12ノットくらいの西風が出てきたのでフル・メインで帆走。

今回錨泊に使ったハイドロ・バブル・アンカーはフォートレス・アンカー用のホウルダーを利用してプルピット・レイルにかけている。念のためセイル・タイでも固縛。

ハンターズ・ポイントを過ぎて例の風のあるゾーンに入ると西風20+ノットとなり、シングル・リーフのメインのみで帆走。約2時間20分でマリーナに帰着した。(ちなみに逆潮の場合軽く4時間半はかかってしまう。潮の力は大きい。)

(写真、ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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